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新ライン「久留米絣」と下川織物さまのお話 - shoeface
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新ライン「久留米絣」と下川織物さまのお話

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やっと、新ラインの久留米絣をローンチすることができました。
商品については最後の方で詳しくお伝えしたいと思いますが、まずは生地の仕入れ元のお話をぜひ聞いて下さい。

生地は、久留米絣の織元の下川織物さまで仕入れています。
実際に手に取って、どの組み合わせが良いかとかいろいろ考えながら。
すごくすごく楽しい時間!



先日初めてお伺いしたときに、織元の3代目のお話を聞かせて頂けました。
世界を舞台にご活躍されているのに、気取ったところなんか無く、とてもリラックスした雰囲気でお話下さいました。
いや、世界を舞台にされてる方ほど、そうなのかも。
常に門戸を広く開けておく、ということをおっしゃっていましたから。

いろいろな舞台に羽ばたいておられることについて、
どんなお声がけに対しても、できるかできないかで悩みたくない。やる!
その1歩を出すスピードの違いで今後が大きく変わるってしまうから。
そのためにはいつも準備を万全にしておく必要がある。
常に、準備運動をしている状態でいるそう。いつでも、肩あったまってるんだろうな!フットワーク軽いんだろうな!!

経営者としては、職人でいるだけではこの時代を乗り越えられないという事もお話しくださいました。
伝統というものこそ、最新に敏感でないといけないと思っておられるそうです。
何でもできないと駄目だと思ったから、何でもできるそうなのです。
(歌以外は、との事。ユーモア~!)

また、目標は常に持っているとのこと。
それは遠く大きなものではなくて、近いスパンで具体的なもの。
来年の○月には、これをやる。とか。
それがあるのとないのとで、日常の行動も変わるから。
遠い大きい目標もいいのだけど、そこへのモチベーション維持にも有効ですよね。

それから、伝統の織物職人さんだからこその目線だなと思ったのは、ヨーロッパに行かれた際に、古いものを大切に、保存はするけれど進化はしていかないという事を感じられたというお話。
日本は、古いものに対してどんどん改良を加えて進化させている。
もちろん、どっちがいいとかではなく。

久留米絣は、機械化されています。
そのことで産業として成り立っている。
アジアの絣布を広義でイカットと総称するそうなのですが、イカットのなかでも機械化されているのは他にほぼないそうで。
ほとんどが手織りで、それはそれの価値があり比べるものではないのですが
確かに「産業」として大きな単位での生産を考えるとそれは進化です。
それでも機械だから誰でも作れるという事では勿論ない。
やはり職人さんとしての技術や伝統が前提にあってこその産業です。

また、私たちのSDGsへの取り組み方等も聞いていただいているうちに、世界でのそういったことへの意識と日本では、大きな差があるということも教えてくださいました。
日本は段違いに遅れている。
環境問題やゴミとかの関係に限って言うと、例えばヨーロッパではパサージュとかマルシェみたいな軒を連ねたところで、食材もひとつひとつ発泡スチロールに入れたりせず、レジバッグ有料化なんて決まりをつくらなくてもエコバッグが当たり前で、、、

でも、それが直接の原因かどうかなんか言えないけれど、日本とヨーロッパでのコロナの広まり方に差があったりもするし。
一面から見ての良し悪しもむずかしいとこだよねーと。

って話からの、俯瞰でみること、相手側に立つ目線の重要さと、それを実行することの難しさ。

もうとにかく多岐にわたる話題、面白い語り口。
他にもたくさんたくさん勉強になることを聞かせて頂きました。

知識として見聞きたことのある内容であっても、実際に見たり経験したりした方から直接伺うと、話の力が違いますよね。
説得力がある人、というのは本当にそれだけ経験が豊富なんだなと改めて思います。
そのためにもフットワークの軽さって本当に大切だなと感じます。

工場も見させていただきました。時間が無く本当に一瞬だったので、こちらはまた是非次回ゆっくり拝見したい。



世界中からお声がかかっている下川織物さん。
私も敷居が高いかな、なんて思ってる部分もあったのですが、先述もしましたがとにかく間口は広げていたいと。
日本国内なら各都道府県に。
地元福岡なら各市町村に。
久留米絣を使ったものづくりをしてもらいたい、とおっしゃっていました。
気軽にじゃんじゃんどうぞ、と!
私たちも、これから長くお付き合いさせて頂けるようより一層頑張っていこうと思います。

最後になりましたが、新ラインについて。
端切れとか、古いものとかを使用することって、本当に新品の製品用の生地を使うよりも手間もお金も余計にかかるんです。
でも、だからこそ、新品だったり製品規格の生地だったりを使うよりも良いモノができるのです。
この、久留米絣の新ラインもそう。

端切れだから長さが足りないんですが、そこを逆手にとって1本の紐に2種類の生地を使う。
ということは、最大で1足につき4種類!
あしもとに、4種類もの久留米絣があるなんて…なんという贅沢でしょうかね。
組み合わせは無限大です。
柄物の絣は、入れ替わりも激しいので好みの端切れに出会えるかどうか本当に一期一会。
ペアリングも拘っています。
同じものは作ることが出来ません。

また、シューフェイスの自慢の職人さんである縫い子さんは日本各地におられるのですが、このラインを担当してくれているのは久留米の職人さんです。
何から何までmade in FUKUOKA!私個人的になんですが、大好き福岡!!

そんな久留米絣のシューレースで、いつものカジュアルなスニーカーをワンランク上に。
撮影に使用しているムーンスターも久留米の靴メーカーなんですが、そこで久留米絣のスニーカーも作ってあるので、それに久留米絣のシューフェイスつけたりとか。
え、もう何ランクアップしたのかわからんね!

プレゼントにも喜ばれます。
ぜひ、オンリーワンなあしもとを演出してください。

久留米絣シューレース

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